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zoom RSS バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番より第3楽章〜ディスク11選(モダンから古楽まで)

<<   作成日時 : 2013/11/10 21:58   >>

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「ブランデンブルク協奏曲」はバッハ作品の中でもお気に入り曲の一つ。以前も第5番第3番をエントリーしているが、今回は第6番、しかも第3楽章に絞って各種音源を聴き比べしてみた。ジーグ風の軽やかな舞曲風のテンポが心地よく、また、6つからなる協奏曲の最終曲としての風格も兼ね備え、聴き応えのある曲となっている。ヴィオラ2、ヴィオラ・ダ・ガンバ2、コントラバス(ヴィオローネ)、通奏低音という6声部が基本編成だが、ヴァイオリンが編成に加わっていない点や、団体の編成数によってサウンドに変化が出てくる所が興味深い。
今回はドイツ・英国の各団体、またピリオド・アプローチの古楽器の演奏を含めたこだクラ所有の11の音源を聴き比べしてみた。各団体による演奏の印象やいかに?

【ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団関連(ジャケット画像:上段左から右)】
■ゲルハルト・ボッセ指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団
 (ドイツ・シャルプラッテン国内盤)


まずはバッハと縁の深い、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の関連団体による3つの音源を。
ボッセ&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハ管(1962年創設)はマイベスト盤の一つ。テンポ設定に無理がなく、自然体で聴ける演奏。1955〜1987年まで32年もの長きに渡り、ゲヴァントハウス管の第一コンサートマスターを務めたボッセ(1922-2012)の見識と手腕による所も大きいのだろう。バッハに求めたいサウンドが再現されているのが嬉しい。録音も優れた音源。

■マックス・ポンマー指揮 ニュー・バッハ・コレギウム・ムジクム・ライプツィヒ
 (ドイツ・シャルプラッテン海外盤)


パッヘルベルのカノンでエントリーした団体によるもの。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管関連の3つ音源の中では最もみずみずしさが際立つ演奏。ヴィオラはカール・ズスケ(b.1934)が担当。師匠であるボッセ譲りの緻密なサウンドが光る。

■リッカルド・シャイー指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
 (2007年11月録音、ゲヴァントハウス、ライプツィヒにて収録、DECCA海外盤)


本家が挑んだ最新の録音。ピリオド・アプローチを取り入れた奏法が新鮮で、シャイーも含め、伝統とモダンを共存させた演奏となっている。

【英国団体(ジャケット画像:中段左から右)】
■ベンジャミン・ブリテン指揮 イギリス室内管弦楽団
 (1968年12月録音、ザ・モールティングス、スネイプにて収録、DECCA海外盤)
 

英国作曲家の大御所、ブリテンによる貴重な音源。ブリテンはバッハやモーツァルトがお気に入りだったようで、「ブランデンブルク協奏曲」のほかに、交響曲等、いくつか貴重なレコーディングを残している。スタンダードな演奏だが、バッハへの敬愛ぶりが窺われる。

■ジョージ・マルコム(指揮&チェンバロ) ノーザン・シンフォニエッタ・オブ・イングランド
 (1977年頃録音、Sanctuary Classics海外盤)


1958年に創設された楽団によるもので、チェンバロの大家、ジョージ・マルコム(1917‐1997)が指揮した演奏として注目していた音源。録音の影響か、やや硬質な響きだが、テンポ運びは自然。マルコムがバッハで示した模範的な演奏といえる。

■サー・ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団
 (1980年5月録音、セント・ジョンズ・チャーチ、ロンドンにて収録、PHILIPS国内盤)


安定感があり、バランスが取れた演奏だが、他の音源との聴き比べをすると、やや大人しく、パンチに欠けた印象。通奏低音はジョージ・マルコムが担当している。

■フィリップ・レッジャー(指揮&チェンバロ) イギリス室内管弦楽団
 (1986年5月にて録音、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドンにて収録、ファンハウス国内盤)


IMP CLASSICS原盤による音源。今回の聴き比べでマイベスト盤の一つとなったもの。オルガニストや聖歌隊のタクトもとったレッジャー(b.1937)の経験が活きた演奏で、随所にレッジャーの通奏低音による即興的なスパイスが効いている。隠れた名盤だと思う。

■ロバート・ハイドン・クラーク指揮 コンサート・オブ・ロンドン
 (1989年録音、セント・ジョンズ・スミス・スクエア、ロンドンにて収録、Collins海外盤)


各奏者の技量、テンポ感が共に揃った爽快な演奏で、マイベスト盤の一つ。あまり名前が知られていない楽団のようだが、これまでも何度か本ブログに登場しており、以前から注目していた団体。名手が揃っている事を改めて伺わせる。

【古楽団体(ジャケット画像:下段左から右)】
■ムジカ・アンティクヮ・ケルン
 (1987年2月録音、ゼンデザールにて収録、アルヒーフ海外盤)


ドイツの古楽器アンサンブルによるもの。肉がそぎ落とされ、リズム感が際立った実にソリッドな演奏。第3番でも超スピードな演奏を聴かせてくれたが、この第6番でもスリルある演奏が味わえる。

■エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団
 (1988年3月録音、ラドリーカレッジ、アビングトンにて収録、ヴァージン・クラシックス海外盤)


常任指揮者を置かない事でも有名な、1986年に創設された英国の古楽オケによるもの。親密性があり、個々のソリスティックな妙技が冴えた演奏。ピリオド・アプローチによるマイベスト盤の一つ。

■トレヴァー・ピノック(指揮&チェンバロ) ヨーロッパアン・ブランデンブルク・アンサンブル
 (2006〜2007年にて録音、AVIE海外盤)


以前エントリーした楽団による音源で、古楽器の大家ピノックが指揮とチェンバロを担当。複数の古楽器団体の選抜メンバーによる演奏という事もあり、ある意味、現代の古楽器研究の集大成的な意味合いにもとれるが、反面、ややスマートでクールな印象も受けた。ボッセ盤とはある意味対照的な演奏かもしれない。

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