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zoom RSS オーケストラ版によるスーザ:「星条旗よ永遠なれ」〜ディスク10選(米国オケから日本オケまで)

<<   作成日時 : 2014/01/18 08:57   >>

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2014年がスタートした。昨年末に何気なく聴いていた「星条旗よ永遠なれ」(Stars and Stripes Forever )。以前、同曲の珍盤・奇盤でエントリーした事があるが、自分にとっての吹奏楽版以上に馴染みがあるのはオーケストラ版による「星条旗よ永遠なれ」。通常、米国オケによる音源が主で、名曲アルバムやマーチ集に収録される機会が多いが、今回、改めて各種アルバムのオケ版による「星条旗よ永遠なれ」をじっくりと聴いてみた。こだ蔵からひとつかみした「星条旗よ永遠なれ」は計10。米国オケ以外に、英国オケや日本のオケによる音源も存在し、バラエティに富んだ聴き比べとなった。こだクラ一押しの「星条旗よ永遠なれ」やいかに?(ジャケット画像:左上より時計回り)

■マイベスト盤×2選
○ネーメ・ヤルヴィ指揮 デトロイト交響楽団
 (1992年10月2日録音、デトロイト・オーケストラ・ホールにて収録、CHANDOS海外盤


アルバム「ENCORE!」に収録。今回の聴き比べで出会ったマイベスト盤。早めのテンポ感を好むヤルヴィのタクトにデトロイト響の洗練されたサウンドが絶妙にマッチしており、これぞ星条旗!と言いたくなってくるブリリアントな演奏。特に最後のグランディオーソはボルテージが高く、ライヴのアンコールに居合わせているかのような熱っぽさが伝わってくる。空間をうまく捉えたCHANDOSの録音も好印象。自動車産業で有名なデトロイト市は2013年に財政破綻し、オケ活動への影響も懸念されるが、「星条旗よ永遠なれ」を胸に経済復興を祈りたい。

○レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
 (1967年10月録音、エブリー・フィッシャーホールにて収録、SONY海外盤)


ヤルヴィ盤に次ぐマイベスト盤。実に威風堂々とした演奏で、冒頭からピッコロさえもが勇ましい。聴いていて実に爽快な星条旗。詳細は以前のエントリーに委ねたい。1960年代当時のバーンスタイン&ニューヨーク・フィルの黄金期を窺わせる。

■スタンダード盤×3選
○セルジュ・コミッショーナ指揮 ヒューストン交響楽団
 (1985年9月録音、ジョーンズ・ホール、ヒューストンにて収録、PROARTE国内盤)


アルバム「CELEBRATE AMERICA」に収録。録音のせいだろうか、チューバの音もはっきりと聴き取れ、吹奏楽のマーチングスタイルをそのままオケに移行したような演奏。その分、オケ版ならではのシンフォニックさが期待できないのは残念。

○ゲオルグ・ショルティ指揮 シカゴ交響楽団
 (1986年頃録音、DECCA国内盤)


以前エントリーしていたショルティ&シカゴ響によるもの。アドルフ・ハーセスを始めとするブラス陣営の勇ましさとは裏腹に、ピッコロソロを中心とした木管セクションが弱く、ややアンバランスな印象を受けた。

○ジョン・ウィリアムズ指揮 ボストン・ポップス・オーケストラ
 (1990-1991録音、シンフォニーホール、ボストンにて収録、SONY国内盤)


実に手慣れた感のある「星条旗よ永遠なれ」。彼らのポップスコンサートの中では幾度となく演奏されたと思われる。中間部やピッコロの裏で鳴るハープ等、ジョン・ウィリアムズならではのアレンジ(?)とみられる箇所も。エンディングではスネアドラムが羽目を外さんばかりに盛り上げているのが分かる。シンフォニーホールの豊かな残響にも恵まれたシンフォニックな演奏。

■カンゼル盤×2選
○エリック・カンゼル指揮 シンシナティ・ポップス・オーケストラ
・通常版
 (1982年録音、VOX海外盤)
・ストコフスキー版
 (1985-1986年録音、ミュージック・ホール、シンシナティにて収録、TELARC海外盤)


カンゼル&シンシナティ・ポップスには2種類の「星条旗よ永遠なれ」が存在。1982年にVOXレーベルに残した音源はずっしりとしたスネアのリズムに裏打ちされたいわゆるスタンダードな演奏。
一方のTELARC盤(アルバム「POMP PIZAZZ」に収録)はレオポルド・ストコフスキー編曲によるもの。中間部のピッコロソロでは、ハープもしっかりと鳴らされる等、一味違う編曲となっている。通常盤と対照的にこちらはスネアが弱く、マーチとしてのパンチに欠けるのが惜しい。

■吹奏楽と同じ調性盤
○レナード・スラットキン指揮 セントルイス交響楽団
 (1991〜1995年録音、パウエル・シンフォニーホール、セントルイスにて収録、RCA海外盤)


ヤルヴィ盤と同名のアルバムタイトル「ENCORE!」に収録。通常、オケ版は吹奏楽版より半音低い編曲版が用いられるが、今回エントリーした音源の中では唯一、吹奏楽版と同じ調性で演奏されている点がユニーク。裏でリズムを刻むトランペットなど、全体的に吹奏楽版との共通点もみられる。バーンスタイン盤と同様、米国指揮者&米国オケのコンビながら、全体的にはやや一本調子で勢いに欠ける印象。

■英国、日本のオケ盤×2選
○マイケル・リード指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 (1989年10月録音、ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドンにて収録、RPO海外盤)


英国オケによる演奏且つライヴという貴重な音源。アルバム「Classical Spectacular」マーチとしてのパンチには欠けるが、アルバートホールの豊かな残響のせいか、ストリングスは芳醇。残念なのはグランディオーソ。トランペットの高音域がオクターブ下げられており、テンションが下がってしまった。拍手を聞く限りはロンドンっ子は熱中したに違いない。

○小松長生指揮 新星日本交響楽団
 (1994年2月録音、にて東京芸術劇場収録、ビクター国内盤)


危なげのない無難な演奏。テクニックもそれなりにあるのだが、演奏がはじけておらず、どこかもどかしさを感じてしまったのは日本のオケゆえだろうか。その後東京フィルと合併した新星日響による貴重な音源。

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