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zoom RSS 大曲!デ・メイの交響曲「指輪物語」他〜都立西高OB吹奏楽団第35回演奏会(10月13日 杉並公会堂)

<<   作成日時 : 2013/10/14 20:32   >>

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今年も西高OB吹奏楽団演奏会の季節がやってきた。35回目の開催、自分にとっては今年で連続5回目の鑑賞となるが、今年は選曲、演奏、演出共に、マイベストにあげられる公演となった。出演したOBは例年より若干少なめにみえたが、今回はメインにヨハン・デ・メイ(b.1953)の交響曲第1番「指輪物語」という大曲が据えられ、西高OBブラスの並々ならぬチャレンジ精神を感じた。今年のプログラムは以下の通り。

○ファンタズミック!(ブルース・ヒーリー、宮川成治編曲)
○「千と千尋の神隠し」ハイライツ(久石譲・木村弓、鈴木英史編曲)
○宝島(和泉宏隆、真島俊夫編曲)
○フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(バート・ハワード、星出尚志編曲)
○「レ・ミゼラブル」よりセレクション(シェーンベルク、バーカー編曲)
(休憩)
○交響曲第1番「指輪物語」(ヨハン・デ・メイ)


今年の1部はポピュラーステージ。東京ディズニーシーの「ファンタズミック!」で軽快にスタート(画像)。スクリーンに浮かび上がるタイトルや、映像も演奏に実にフィットしている。2曲目の「千と千尋の神隠しメドレー」では、西高OBブラスの叙情的な一面も聴かせてくれる。「宝島」は今年T-スクエアが結成35年を記念してのプログラミングだったが、現役の西高ブラス&OBブラスのカラーにはうってつけのレパートリー。パーカッション陣もラテンのノリでバンドを一層盛り上げてくれた。同期のK君のコンガも現役時代と変わらない巧みぶり(!)。1部のメインとなった「レ・ミゼラブルはスーザン・ボイルが歌った事で一躍有名になった「夢やぶれて」も収録されたメドレー形式のセレクション。これまでの西高OBブラスは力でぐいぐいと押すタイプの演奏もあり、その独特のアクがまた彼らの良さでもあり個性でもあったのだが、最近はバランスとハーモニー感に長け、より洗練されたサウンドになってきたのを感じる。これも近年の特長なのかもしれない。

そんな彼らの今回の演奏会の集大成が、後半の大作、交響曲第1番「指輪物語」。交響曲といえば、自分自身が出演した1998年の第20回演奏会のメインで取り上げたバーンズの交響曲第3番を思い出す。難易度の高いテクニカル的な壁も、彼らの努力と集中力で見事に乗り切ったと思える演奏だった。どことなく、A.リードやショスタコーヴィチ、プロコフィエフのサウンドにも似た作風が感じられる。「指輪物語」は自分自身、音源では第1楽章と第5楽章しかあまり聴いていなかったが、実演に接する事で、スリリングな第2楽章や第3楽章の魅力に気付けたのも収穫だった。
アンコールは現在公開中の宮崎駿の映画「風立ちぬ」よりユーミンの「ひこうき雲」。社会人として多忙な生活を送る傍ら、世代を飛び越えて、毎回熱演を聴かせてくれる西高OB吹奏楽団に心からのエールを送りたい。

【第30〜35回:本ブログでのコンサート履歴】
■2012年 今年も意欲的なプログラムに挑戦!〜都立西高OB吹奏楽団第34回演奏会(10月7日 杉並公会堂)
■2011年 西高ブラスのスピリッツは今も健在!〜都立西高OB吹奏楽団第33回演奏会(10月10日 杉並公会堂)
■2010年 現役時代の懐かしの曲も登場!〜都立西高OB吹奏楽団第32回演奏会(10月11日 杉並公会堂)
■2009年 ホルストの「第一組曲」も登場!〜都立西高OB吹奏楽団第31回演奏会(10月18日 三鷹公会堂)
■2008年 祝!第30回演奏会 都立西高OB吹奏楽団(10月13日 杉並公会堂)〜あの名アンコール曲も登場!


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いつも本当にありがとう!!
A.I
2013/10/15 06:48

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大曲!デ・メイの交響曲「指輪物語」他〜都立西高OB吹奏楽団第35回演奏会(10月13日 杉並公会堂) こだわりの挽きたてクラシックカフェ/BIGLOBEウェブリブログ
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