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help リーダーに追加 RSS T-スクエアの名曲がピアノ・トリオで登場!〜和泉宏隆トリオ 「A SQUARE SONG BOOK」

<<   作成日時 : 2008/04/29 13:12   >>

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敬愛するジャズ・ピアニスト、和泉宏隆氏のピアノ・トリオによるニューアルバムがついに発売された。「A SQUARE SONG BOOK」というタイトルが付いたこのアルバムには、和泉氏がザ・スクエアからT-スクエア在籍時に生み出した、彼の名曲の数々が収められている。この10年来、温めてきた構想だというが、ピアノ・ソロアルバム4部作で本格的なジャズ・ピアニストとしての活動をスタートさせ、昨年夏のピアノ・トリオでの初アルバム「Lights In A Distance」や数多くのライヴ活動を経た今、まさしく満を持して発表したアルバムといえるだろう。
折りしも今年はT-スクエアの結成30年、和泉氏の退団10周年という節目の年でもあり、彼自身、16年間在籍したT-スクエアでの活動を、今一度振り返る時期でもあったのだろう。それだけに和泉氏のT-スクエアへの並々ならぬ愛情を感じさせるアルバムに仕上がっている。

収録曲は以下の通り。

@ The Catcher In The Rye
A White Mane
B Cape Light
C Twilight In Upper West
D Omens Of Love
E November Rain
F Play For You
G Leave Me Alone
H Takarajima (宝島)
I Enrai(遠雷)

和泉宏隆トリオ(ピアノ:和泉宏隆、ベース:村上 聖、ドラム:板垣正美)
('08年1月録音、Kochi Studio、大潟村、秋田にて収録、&FOREST国内盤)

一曲目から順に最後まで聴いていくと、一つの映画を観たような気分になれるようなストーリー性を感じる、聴き応えのあるプログラミング。
@の「The Catcher In The Rye」では、広大な麦畑の情景が目に浮かぶ。その麦畑の先に限りなく広がる地平線・・・・まさにジャケットの裏表紙(画像:上)のようなイメージ。まるで映画のように映像とリンクするこの曲は、パット・メセニーの音楽観とも重なるものを感じる。オープニングに相応しいナンバーだ。

ACDEは既出のピアノ・ソロアルバムでも収録されており、今回のピアノ・トリオとの比較が楽しめる上でも興味深い。特に和泉宏隆氏の不滅のヒット作の一つ、Dの「Omens Of Love」は、何とラテン・アレンジ!これまで吹奏楽ヴァージョン、ピアノ・ソロ・ヴァージョン、オケ・ヴァージョンと数多くのアレンジを聴いてきたが、ラテン・アレンジは、本人にとっても今回が初チャレンジのようで(アレンジはベースの村上 聖氏が担当)、ラテン・リズムが生み出す新鮮な響きにも驚かされた。冒頭のピアノのイントロから心踊るアレンジに仕上がっている。どんなスタイルになっても、「Omens Of Love」としての芯は揺るがないこの曲はやっぱり名曲!

Hの「Takarajima」は今回のアルバムの中で最もノッて聴けた。既に、このピアノ・トリオ・ヴァージョンによる「Takarajima」はライヴでも2度程聴いているし、こちらも「Omens Of Love」同様、アレンジの多いの人気曲だが、これまでのライヴ活動で培った和泉氏のアドリブがより冴えており、以前エントリーしたライヴ・アルバム以上にパワーアップしている。後半のドラムとピアノのアクセントがまたイイ!和泉氏のオリジナル作品の中では最もピアノ・トリオに映える作品だと思う。

全て和泉氏のカヴァー作品と思いきや、Fの「Play For You」 では、T-スクエアの盟友、安藤まさひろ氏の作品も。このアルバムで唯一ピアノ・ソロによる演奏となっているだけに、T-スクエア時代をしみじみと懐かしむような語り口が、また印象的だ。

本格的なGW突入前に、ぴったりなプレゼントになったと共に、通勤時もリピート必須のアルバムになりそうだ(^^) 今後にますます期待のかかる和泉宏隆トリオの活動をこれからも応援したい。


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