こだわりの挽きたてクラシックカフェ

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS ドイツ名門オケの金管奏者が集結!〜ジャーマン・ブラス日本公演(9月24日 ミューザ川崎)

<<   作成日時 : 2007/09/26 00:13   >>

トラックバック 0 / コメント 2

画像

この連休は結果的にコンサート&オーディオ三昧な日々となった(^^;連休最終日の3日目、来日中のジャーマン・ブラスのコンサートを聴きにミューザ川崎シンフォニーホールへ。事前チェックをしていたのだが、チケット購入を忘れており、前日に慌ててチケット予約、セーフで滑り込んだ。
ジャーマン・ブラスの素晴らしさ。それは、ジャーマン・ブラスの活動とは別に全員がドイツ名門オケの奏者の現役、もしくはポストを歴任していた事だ。
彼らに敬意を表し、ここにメンバー名と所属オケ、そして演奏曲目をあげておきたい。

【トランペット】
マティアス・ヘフス:'84〜'00年 ハンブルク国立歌劇場・首席
           (現ハンブルク国立大学音楽教授)
ウヴェ・ケラー:'91〜'00 ベルリン・ドイツ・オペラ・首席
           (現オーストリア国立グラーツ芸術大学教授)
クリストフ・ベアヴィンド:ハンブルク国立歌劇場
ヴェルナー・ヘックマン:シュトゥットガルト国立歌劇場・首席
【ホルン】
ヴォルフガング・ガーグ:ミュンヘン・フィル
フィリップ・レーマー:シュトゥットガルト国立歌劇場
【トロンボーン】
エンリケ・クレスポ:シュトゥットガルト放送響・首席
アレクサンダー・エアブリッヒ=クロフォード:シュトゥットガルト国立歌劇場
ウヴェ・フッセル:ミュンヘン国立歌劇場
【チューバ】
シュテファン・アンブロシウス:ミュンヘン国立歌劇場

【曲目】
〜第一部:クラシック・セレクション〜
@バストン:協奏曲第2番
Aバッハ:「汝はわがそばにあり」
Bヴェルディ:凱旋行進曲〜オペラ「アイーダ」より
Cカールマン:まだ覚えているかい?〜オペレッタ「チャールダッシュの女王」より
DJ.シュトラウスII:トリッチ・トラッチ・ポルカ
Eリスト:ハンガリー狂詩曲
〜第二部:ラテン&ポップス〜
Fモンヘ:うるわしのメヒコ
Gクレスポ:エル・パソドブレ・オ・レ
Hマルチンス/ジョビン:カミニェモス〜おいしい水
Iドナルドソン:メイキン・ウーピー
Jアツェヴェード/アブレウ:Camondongo/ティコ・ティコ
Kクレスポ:ブラス・イン・ザ・ブルース
Lロドリゲス:ラ・クンパルシータ
Mプリマ:シング・シング・シング

@は冒頭からため息が出る程素晴らしい演奏。1楽章が終わった時点で拍手が沸き起こったのも無理はない。Aはお国もののバッハ。大聖堂の中で演奏されているかのような、とても美しいコラール。ドイツ物にかけてはジャーマン・ブラスの右に出る者はいないだろう。Bではトランペット奏者4名全員がアイーダ・トランペットに持ち替え、一大スペクタクルシーンを演じてくれた。

何より注目すべきはジャーマン・ブラスの看板スター的存在、トランペットのマティアス・ヘフス(画像上:右端)。彼を慕って弟子入りするトランペット奏者がいる程、日本での人気は高く、この日も自分も含め、彼への賞賛の拍手は一際多かった。
DVDでも確認できるが、特にピッコロ・トランペットに持ち替えた時に最大限に発揮される彼の超絶技巧。@からそんな輝かしい見せ場をつくってくれたと思ったら、Dでは通常のトランペットでトリプル・タンギング続出の超絶技巧が・・・。対旋律なので、殊更アクセントを付けるわけでもなく、あくまで主旋律を支える役割での演奏。テクニカル面だけでなく、アーティスティック面においてのレベルも非常に高いことを伺わせてくれる。しかも、それを自然体でさらっと吹きこなしてしまうあたりに、彼の才能を感じる。そんな音を生で聴けた事にまず感動してしまった。

ドイツオケの金管楽器に共通するのはサウンドの厚み。厚みよりはスマートさや、シャープさが前に出たイギリスのブラス・アンサンブルと、個性の違いを楽しめる点でもある。
音色については先日エントリーしたロイヤル・コンセルトへボウ・ブラスと同じで、素晴らしいブレンド感。
ビジュアル的にはチューバ奏者が立って演奏するのもプレイヤー同士の意思疎通が図りやすく思え、好感が持てる。またヴェルナー・ヘックマン(画像上:右から2番目) による達者な日本語(?)による曲紹介のMCは常に場内を沸かせてくれた。

2部のポピュラーステージは名曲揃いで楽しめたが、個人的にはバッハなどお国ものをもう少しプログラミングしてほしかった。しかしジャーマン・ブラスのメンバー一人ひとりがパフォーマンスとしてのステージではなく、心から音楽を楽しんで演奏している様子が伝わってきた。

アンコールは3曲を披露。リーダーのE.クレスポ(画像上:左から5番目)が編曲した「トロンボネーゼ」という曲はピッコロ・トロンボーン(?)が飛び出したと思ったら、更にミニ・ミニ・トロンボーンまで飛び出して場内は抱腹絶倒!!エンディングはメンデルスゾーンの「森からの別れ」の静かなコラールで締めくくった。

この日も今までに足を運んだ吹奏楽のコンサート同様、楽器を抱えた吹奏楽の学生が多かった。それを知ってか、ジャーマン・ブラスのメンバーも日本の聴衆を大切にしている姿勢が伺えた。
今日一日を、彼らのCDよりAで演奏されたバッハ「汝はわがそばにあり」を聴いて締めくくる。最新アルバム「メディテーション・イン・ブラス」(画像下:左、右は当日のプログラム)に収録された一曲。ジャーマン・ブラスの演奏で奏でられるバッハは同じく収録の「G線上のアリア」と共に、原曲以上の感動をもたらしてくれた。

あぁ、またトランペットが吹きたくなってきた・・・(^^)

画像

設定テーマ

注目テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。 私は前日の宮城県でのコンサートを聴いて参りました。
初めて(!)の生ジャーマンブラスでしたが、アンサンブルの調和に
ため息が漏れるばかりでした。
やはりヘフスのピッコロトランペットは圧巻でしたね。
表現の模様もさることながら、あの体力には驚きました。
コンサートの最後には、全員のサイン会もありとても気さくでやさしい
方々なのも素敵なトコロです!
私はホルン吹きなのですが、ガーク氏がつたない英語の質問にも
笑顔で答えてくれたのはとても嬉しかったです。
じさぶろー
2007/09/27 16:05
>じさぶろー様
初めまして!コメントありがとうございました。
ツアー初日のコンサートに行かれたとの事で、生でジャーマン・ブラスの演奏に接することができた一人として嬉しく思います。
最近、元ウィーン・フィル首席のハンス・ガンシュとの共演アルバムにも感動して聴いていただけに、へフスの音を聴きたい!というのが直接的なきっかけでした。
じさぶろーさんはサインももらわれて羨ましい限りです。
CDの即売会でもやってくれたら必ず並んだのに・・・(^^;

所属事務所のHPを見ていたら、名演(迷演?)、「トロンボネーゼ」の動画が見れてあの感動が蘇ってきました。
http://mv-classic.eplus2.jp/article/50569633.html
ライブDVDも是非またリリースしてほしいものですね。
ブラス関連のディスクも好んで取り上げていますので、またどうぞ遊びに来て下さい!
れお
2007/09/28 00:20

コメントする help

ニックネーム
本 文