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日曜の午後、心地よい涼風サウンドをミューザ川崎シンフォニーホールで味わう事ができた。洗足学園音楽大学の「洗足学園音楽大学シンフォニック・ウィンド・オーケストラ」と昭和音楽大学の「昭和ウィンド・シンフォニー」による吹奏楽コンサート。「フェスタサマーミューザ」の一連のシリーズで、先日聴いた下野竜也&読売日本交響楽団のコンサートに引き続き、これで2公演目だ。両校とも地元川崎にキャンパスがある縁で実現したコンサートのよう。自分は当日券で入場したが、以前のNEC玉川吹奏楽団の時と同様、学生服を着た高校生や、年配の方々も目立つにぎわいぶり。3月に聴いた横浜ブラスオルケスターのコンサートに行った時も感じたが、吹奏楽には確実な固定ファンがいるようだ。 この日の聴き所は・・・ ◆両校のカラーが比較できる個別ステージ! 吹奏楽の神様、アルフレッド・リードが指揮していた事でも知られる洗足学園音楽大学シンフォニック・ウィンド・オーケストラと現在CDリリースで快進撃を続けている昭和ウィンド・シンフォニー。いずれもウィンド・オケの魅力がたっぷりだ。当たり前だが、楽器を専門に学んでいる学生達の演奏だけにさすが巧かった。社会人ではない学生ならでも若さもあるかも・・・(^^) ◆吹奏楽の魅力が味わえる多彩な選曲! 吹奏楽オリジナル、2つの協奏曲(ピアノにマンドリン)、ポピュラー(ミュージカルや映画音楽)ものと飽きさせない工夫が嬉しい。 ◆両バンドの演奏が楽しめる合同演奏! 両校合わせて100名以上の編成で演奏される合同演奏はまさに圧巻。自分も高校時代、地区音楽祭で武蔵野音大のベートーヴェンホールのステージで他高と合同演奏した現役の頃を懐かしく思い出した・・・(^^; 演目は以下の通り。 指揮:増井信貴(洗足)、福本信太郎(昭和) ピアノ:山田武彦(B)、マリンバ:海野 茜(E) @ J.ヴァン=デル=ロースト:リクディム(洗足) A 広瀬勇人:マーチング・ブルース(洗足) B ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(洗足) C リード:エル・カミーノ・レアル(合同演奏) D バーンスタイン:「キャンディード」序曲(昭和) E クレストン:マリンバ小協奏曲 F ガーシュウィン:「クレイジーフォーユー」メドレー(昭和) G ジョン・ウィリアムス:スターウォーズ(合同演奏) <以下、一言コメント> @〜Bは洗足学園音楽大学シンフォニック・ウィンド・オーケストラのステージ。 @:オランダの人気作曲家の曲。3楽章のクラシカルな構成で聴き易かった。 A:冒頭、トランペットのソロのスタンドプレイの魅せ場もあるボストン・ポップスばりのノリノリなブルース。これが日本人作曲家の曲と知って(しかも自分と同い年!)ビックリ!初耳という意味ではこの日の一番の収穫かも。 B:「のだめカンタービレ」で交響曲第7番と共に有名となった曲。「のだめ」ドラマのロケ地が洗足学園のキャンパスだっただけにぴったりな選曲だ。吹奏楽へのトランスクリプションを聴くのは今回初めてだったが、元々ビッグバンド編成の曲でもあっただけに違和感なく聴けた。 一部最後のCは合同演奏。自分が高校の頃から通称「エルカミ」として有名な曲で、時代を超えて今も愛されてるんだなあと、懐かしさが込みあげてきた。 休憩後のD〜Fは昭和ウィンド・シンフォニーのステージ。 D:高校時代、他高との合同演奏会で演奏した懐かしの曲。変拍子が多く、大人数で合わせるのが難しかったのを覚えている。 E:学生のソリストを起用するあたり、昭和音大の自信をのぞかせる。 F:先日のNEC玉川吹奏楽団で聴いた十八番の曲。ドラムテクニックはさすが、プロの阿野次男氏を起用したNEC玉川吹奏楽団の方が上回るが、ノリの面では福本氏の棒さばきが光る昭和音大が一歩リード! G:最後は合同で「王座の間とエンド・タイトル」を演奏。オープニングのテーマと共に好きだった曲で冒頭のトランペットのファンファーレから鳥肌ものだった。 公演後もしばらく拍手が鳴り止まず喝采が続く。感動と共に爽やかな風=吹奏楽サウンドで充分に涼めたようだ。地元に根ざしたコンサートともいえる今回の企画にミューザ川崎側の意気込みも感じた。 よく考えたら吹奏楽は現代に生きる作曲家の手による作品も多いある種の現代音楽でもある。多種多様なジャンル(ジャズやロック、映画音楽やミュージカル等)の音楽を吸収してきた吹奏楽は普段の生活に実に身近なサウンドなのかもしれない。聴衆との距離感の近さとファンづくりの土壌が出来ている吹奏楽の未来は明るい、そんな事を感じた一日でもあった。 |
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